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喜んでくれるのなら、菓子撒きしますよ
2006-12-23 17:00:00 Category : 名古屋の嫁入り「名古屋で結婚式をする」と告げると、「屋根から餅撒くんでしょ」と、この時代なのに言われます。撒きませんよ、餅なんて。でも、私が小さい頃は、ベランダからお菓子の袋が撒かれることはありました。(通称「菓子撒き」といわれる、お祝の餅撒きがお菓子に変わっただけの風習です。)これを言うと「やっぱりね~」と、みなさん嬉しそうに納得してくださいます。おそらく「名古屋嫁入り物語」の影響でしょう。
「名古屋嫁入り物語」とは、植木等主演で、90年代に放送されていたドラマです。ストーリーは、タイトルを見てくださればわかる通り、名古屋娘が嫁に行く物語です。ただ、やっかいなのは、父親が根っからの名古屋人でとても頑固。しかし、娘は数々の苦難を乗り越えて、最後は大々的に、名古屋流のやり方で嫁いでいくのです。
このドラマは2時間枠のスペシャルドラマで、登場人物の設定は毎回変わっているのですが、最後には決まって、名古屋流の嫁入りで締めくくられるというパターンでした。その内容は、座敷に並べられた家具を近所の人にお披露目したり、それらの家具がトラック数台で運ばれていったり、ベランダから菓子撒きが行われたり、いろんなところから結婚準備金としてためていた「へそくり」が出てきたり…。と、みなさんがご想像するような名古屋の嫁入りシーンが、ドラマのなかで再現されているのです。
とはいえ、当時でもこんな嫁入りは実際には見たことはありませんでしたよ。私の実家は、市内でも随分と田舎の方なので、おそらく菓子撒きの風習が残っていたのでしょう。菓子撒きには、たいてい親戚や友人に加え、近所の人たちも参加しますので、両隣りに誰が住んでいるのかがわからなくなった今では、おそらく成立しないでしょうし。
でも、「望んでくれるのならやってもいいかな」と、自分が結婚するにあたり、結構真剣に思いました。みなさんに喜んでもらえますし、話のネタにもなりますし、それにご近所への挨拶が、それ1回で済むじゃないですか。と、旦那に言ったら「そういうところが名古屋人だよねー」としみじみと言っておりました。おそらく、サービス精神が旺盛だということでしょう。
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